
“はり”は、その見た目から痛いものだと思っている人がいるかも知れません。
しかし、治療に用いられる“はり”の直径は0.12mm〜0.18mmと、髪の毛ほどの細さ。深さは頸・肩・手足で2mm〜10mm、筋肉の厚い背中・腰・臀部で1.5〜2cmほどで、わずかな感覚があるだけです。


① 当院では、消毒滅菌されたディスポーサブル(使い捨て)の“はり”を使用し、一回使用するごとに廃棄しております。
② また、当院は基本的にセイリン鍼0.12mm×40mm、0.14mm×40mmの細く短い鍼を中心に使用しておりますので、痛みもほとんどありません。
③ 詳しくは、衛生管理のページをご覧ください。


“はり”によって自律神経系や免疫系・内分泌系などに作用し、筋緊張の緩和や血液とリンパ液循環の改善などの作用があります。その結果、症状を自然に回復させると考えられています。

当院の鍼治療の基本は主に置鍼法です。
置鍼法とは?
刺入れした鍼をそのまま所要時間(5分〜20分)放置しておき、時間がきたら、静かに抜き去る。
金属の鍼という異物を相当時間、体内に入れたままにしておくので、置鍼している間、持続的な刺激が加えられる事になる。
生体は自己防衛作用で異物を除去しようとして新鮮な血液やリンパ液を殺到させる。
このことから、置鍼の局所及び、その影響下の組織の栄養が改善され、疾病の治癒が促進される。
なぜこの方法を採用しているかというと、
① 鍼の深さはせいぜい1mm前後で患者様に痛みを与えない。
特に、鍼を初めて体験される方は、痛みに対する恐怖が増すと、治療結果が出にくい。
② 鍼を置かれている間は、ゆっくり休んでいただける。
それゆえ、置鍼法が最適なのです。
当院が主に使用している鍼は、
| セイリン(日本製) | 太さ:0.12 × 長さ:30mm | ┐ | |
| 太さ:0.14 × 長さ:30mm | ├ | ほとんどはこの範疇です。 | |
| 太さ:0.16 × 長さ:50mm | ┘ | ||
| 太さ:0.20 × 長さ:50mm |

“きゅう”は、火を使うところから熱いものだと思っている人がいるかも知れません。しかし、Junonで行う“きゅう”は熱くなりすぎず、じんわりとした心地よい感覚があるだけです。
当院はカマヤミニ(弱)を使用。
場合によっては直接灸を使用しますが、糸状灸の細いもぐさを施します。
間接灸(温灸):カマヤミニ ソフトタイプ(弱)
筒の中にもぐさが詰まっており、直接肌にもぐさを立てずに皮膚から数十ミリ上の部分で燃焼させるため、冷え症の方には気持ちの良い程度の熱さに過ぎません。
直接灸
当院は疾患によってはこの方法を用いることもありますが、糸状灸というその名の通り糸のようにごく細いお灸を施点・点火しますので、チクッとした軽い刺激があるだけで、一瞬のことですのでお肌に跡になることもありません。

“きゅう”は、直接的あるいは間接的にじんわりとした心地よい感覚を患部に与えることで、からだが本来持つ癒す力を目覚めさせます。むくみや冷え性、慢性的な疲労を改善する効果があるといわれています。
マッサージも“あんま”も、手指を使って治療をする点では大きな違いはありません。違う点といえば、マッサージはオイルクリームや粉を使って皮膚を直接手指で揉みほぐしていくのに対して、“あんま”は着衣の上や布などを皮膚に当てて、その上から手指で揉みほぐしていくことぐらいです。
マッサージは点状のしこりや面状の張り、線状のすじなど、硬くこわばったからだを柔らかく揉みほぐしていくことで、血液やリンパ液の流れを回復させます。また、“はり・きゅう”と組み合わせて治療することで、からだが本来持っている機能や美しさをより効果的によみがえらせる効果があるといわれています。